いろどり

まさか、30代で甲状腺がんになってしまいました。その日々の記録です。色んな人のブログで勉強させてもらったので、このブログももしかしたら誰かのためになるかも!!

入院

いよいよ入院の日。

朝、保育園で娘とバイバイのとき、

少し寂しい気持ちでした。

またね、と思いながらも何度も振り返ってしまいました。

 

一人で荷物を抱えて入院。

初めて担当医の先生に会いました。

術前のエコーなどの検査を受けたり、病棟の説明を聞いたり、

入院してしまうと時間はたくさんあり、ゆっくり過ごしました。

夜、執刀医の先生から手術の説明。

主人と父に付き添ってもらいました。

このとき初めて術式や合併症、後遺症のことについて説明を受けて、その日のうちに同意書にサインするわけです。

リスクについては怖いこともたくさん書いてあります。

もう私はすべてお任せするしかない状態でしたが、

もし何か手術について選択しなければならない、とか

説明に納得いかない部分がある、

という状況だったら、前日に聞かされても、、、ですよね。

やはり手術については前日じゃなく、少し考える時間がある方が良いと思いました。

 

この日の夜中0時以降は絶食、

眠りの浅い夜を過ごしました。

紹介受診

クリニックから手術を受ける病院に紹介してもらい、

主人に付き添ってもらって耳鼻科を受診。

待ち時間はそんなになく、診てもらえました。

○右側の甲状腺にしこりがあり、細胞診でがん細胞が出ている。

○術式はこれから決まるが、半分だけの切除でいけるかもしれない。

○腫瘍が甲状腺の下の方にあり、反回神経に絡んでいるかもしれない。

○リンパ節も腫れているので、エコーの検査を追加する。

などなど、、の説明を受けました。

 

日程は後日決まるらしいですが、年明け1月の半ばくらい?だそうです。

でも先生が担当する訳でもないらしく、

日程も術式も主治医も分からないまま、

本当にすべてすべてお任せします!

という感じでした。

結果

細胞診から結果は2週間かかる、

と言われていたけど、

電話がね、かかってきました。

「予定より早く結果が出たので、良ければ聞きに来て下さい。」

この時点で、

あぁ、悪い結果だったんだなぁ、と思いました。

早速今日聞きに行く事に。

 

保育園に娘を迎えに行き、晩ご飯が遅くなってお腹をすかせるかもと

おやつや時間つぶしの絵本を持って、病院へ。

悪い結果だろうなという予感を隠すように、なんだか私は変に高いテンションでした。

待合室で2人でおやつを食べて、飾ってあるクリスマスツリーや置物を見てはふざけて笑っていました。

そして、順番がきました。

先生は

「結果は、がんでした。甲状腺乳頭癌というものです。ほぼ間違いないです。

ここでは手術出来ないので○○病院に紹介します。」

そんな感じのお話でした。淡々と話しておられました。

先生には、がんというものは日常なんでしょう。

私も医療人のはしくれなので、がんの患者さんと接する事はよくあります。

そして悪い結果であろうと覚悟もしていました。

でも、、、

ショックだったんです。

 

なんだかよくわからない気持ちのまま、

その日はやたら娘とはしゃいでいたことだけ覚えています。

細胞診

先日見つかった、甲状腺の細胞診。

 

針を刺すということで、

どうせ上半身脱ぐんだし、帰りに傷が隠れるように、

と思った私はタートルネックを着ていったのでした。

しかし、、、

「なんでタートルネックなの??普通の服ならそのまま出来たのにー。」

と、先生。

しまった。。。

もし今後受ける人は首元の開いた普通の服で、スカーフとかを持参するのがベターのようです。

 

いざ、針(麻酔の注射)の瞬間。

まさかの看護師さんと先生の息が合わず、

「チクッとしますよー」の「と」くらいのタイミングで

チクッ!!!!!

不意打ちとはまさにこのことで、必要以上に痛く感じました。

細胞を採る時は痛みは無く、すぐに終わりました。

 

結果は2週間後。

長いなぁー

腫瘍がみつかる

少し女性ホルモン剤を飲んでいた事があり、

かかりつけのクリニックで勧められた乳癌検診。

休みの日に子供を保育所に預けて高いお金払って受けなきゃならないのかー??

と、ものすごく乗り気じゃなかったけど、

今思えば、これが始まりでした。

 

マンモグラフィ、検査技師さんによる乳腺エコーが終わり、

最後の先生による視触診と確認のエコー。

「乳腺にはなにも問題ないね。じゃあ最後に首も診とこうねー。。。あれ?」

「なんかあるなぁ。かたいなぁ。大きいなぁ。」

何?なに??ナニ???

私を置いてけぼりにして、淡々と話す先生。

甲状腺に腫瘍があります。追加で検査しましょう。」

もちろん今までに自覚症状はなし。

そのまま採血、CTと言われるがまま検査が続き、

もやもやしたまま一日終えました。